いま言葉にできること

Miumiブログ。世界を、時代を、現代を見つめて、言葉は真実をあきらめてならない。

学校法人「森友学園」問題を巡り、朝日新聞がスクープ

2018年3月2日朝日新聞デジタルによると、 「学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交…

安全保障にとって必要なのは 核抑止力か、核軍縮か?

河野太郎外相は2018年2月8日の衆議院予算委員会で、米核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」を巡り、米国のNPRを高く評価すると自ら表明したことを「当然だ」と語った。 氏は、核軍縮は重要だとしながらも、 「それ以上に国民の生命、平和な暮らしを守ること…

Post-「共謀罪」の世の中

19日に衆議院法務委員会で強行採決された「共謀罪」は、じきに衆議院本会議で可決され、おそらく審議など到底不十分なまま参議院を通るだろう。平気で言っているわけではない。共謀罪は歴史に対する犯罪だ。だけど安倍政権が憎悪してやまない民主主義を、…

戦争してはいけない。戦争に加担してはいけない

政治家はみんな、無責任なことを口走っている。 強気を示さないと支持率が落ちる、強い国家リーダーであらねばならない、それが彼らの最大関心事だろうか。ギリギリまで絶対的な軍事力で相手を恫喝して、ギリギリまで自分の正当性を誇示して、ギリギリまで駆…

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの…

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの、薄汚い国会運営である。 国民の代表である国会議員が、国民の代表でもない官僚に法案の説明をさせる事を、多数派の賛成多数で可決した。 法務大臣が法案の説明をできないことを見越してであろう。国会議員どうし…

「美しい日本」の正体を見ただろうか?

なんとかというモノが「美しいなんとか」「美しいなんとか」と言うので、「美しい」と言う言葉が嫌いになった。 美しいものを「美しい」と言うのを、全くもって躊躇する。 なぜならなんとかというモノが言う「美しい」は、本来美しいものが持つ美しさを言っ…

「忖度」こそが日本型ファシズムの原型

森友問題の不思議。 それは、この法人に対して明らかに不当な、官僚による国有地の値下げ売却が行われたのに、今のところ、明確な汚職らしき証拠がみあたらないこと。 そして、総理夫人がそれに関わってきたらしき過程の中で、証拠能力のある籠池理事長証言…

私たちの内面が監視される

『政府は、犯罪の実行を話し合って合意することを処罰する共謀罪の創設を巡り、殺人のために現金自動預払機(ATM)でお金を下ろすなどの「準備行為」がなければ処罰できないなどの歯止めを検討している。』 (東京新聞2017年2月3日) この一文を読んで、震撼…

「憲法九条上の問題になる言葉」とは、自衛隊を「戦闘」から守る言葉である

「法的な意味における戦闘行為ではない。国会答弁をする場合、憲法九条上の問題になる言葉を使うべきではないから、一般的な意味での武力衝突という言葉を使っている」 (稲田朋美防衛相 2017年2月8日 衆院予算委委員会答弁) 頭がくらくらする。 2016年7月…

恥と屈辱

本日付けの東京新聞は、「トランプ米政権下でスティーブン・バノン主席戦略官兼上級顧問の発言力が増している」と報じた。 バノン氏は、メキシコ国境への壁建設やイスラム圏7カ国からの入国禁止を決めた大統領令に深く関与し、これらの大統領令の「黒幕」と…

『法の支配』と『人の支配』

少し前になるが、2017年1月8日チェコを訪問中の岸田外務大臣が、ザオラーレク外相と会談して、南シナ海やウクライナの情勢について力による現状変更を認められないとし、 「法の支配」による国際秩序の維持に向け連携を強化していくことで一致した、 という…

20歳があえいでいる

20歳があえいでいる。20歳は、この日本に希望を感じてはいない。20歳は、この国の就業の暗さと自己実現の難しさに途方にくれている。20歳は、この国の借金の多さと、増える高齢者の多さに押しつぶされそうになりながら、高齢化社会をなんとか笑顔で生きられ…

この男は何を言いだすのだ⁉︎  籾井NHK会長年頭挨拶

コトバの”なんちゃって化”はここまで深刻に (朝日新聞デジタル2017年1月5日) 『 24日に退任するNHKの籾井勝人会長は4日、NHKホール(東京都渋谷区)で開いた職員向けの年頭あいさつで、任期中の言動で混乱を招いたと謝罪する一方、公共放送として…

国民番号制度、医療を進攻中

2017年1月3日付けYOMIURI ONLINEは次のように報じた。 「病院でもマイナンバーカード、保険証代わりに 政府は、2018年度にマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにする方針を固めた。 患者の本人確認を迅速にし、医療事務の負担を軽減する…

今年あなたは中間層から貧困層へ移動しませんでしたか?

私はずっと「まあ中間層くらいのもんだろう」と、自分の所得のことを捉えていたのです。しかし今年になって、ふと「もしや自分は徐々に貧困層へ移動しつつあるのでは・・」と危機感を感じ、いよいよ年末には、はっきりと「もはやこの経済状況は、貧困層であ…

プーチン大統領訪日で「POST真実」を体験する

『英オックスフォード大出版局は16日、今年注目を集めた英単語として「客観的な事実や真実が重視されない時代」を意味する形容詞「ポスト真実」(POST-TRUTH)を選んだと明らかにした。』 これは産経ニュース(Web)2016年11月17日の記事だ。 事…

1兆1900億円のTPP予算を執行停止しないんだそうだ

2016年12月10日付東京新聞によると、 「安倍晋三首相は9日、TPPの発行を見越して組んだ約1兆1900億円の関連予算について、来年1月にトランプ氏が米大統領に就任し、実際にTPP脱退を宣言した後も、予算の執行を止めない方針を示した」という。…

『弾劾可決』に思う

『「新興宗教で近づいた人物に国政を牛耳られていた」との構図が明らかになり、朴氏の友人、チェ順実被告による財閥資金の流用や、その娘の大学不正入学などが発覚するにつれ、国民の怒りは増幅。当初2万人だった退陣を求めるデモ参加者は、6週間で220…

南スーダンが「比較的落ち着いている」なんて信じているのは日本人だけだろう

19日付けの東京新聞によると、11月17日アメリカパワー国連大使は安保理事会で「南スーダンに対する武器禁輸等を求める制裁決議案」を提出する考えを示した。 「政府と反体制派の戦闘による一般市民の犠牲をなくす第一歩になる」と説明する。 今月上旬に現地…

ほんとに、マジでもう原発止めようよ…

熊本地震。直下型地震で前代未聞の激しい揺れと凄まじい被害が進行している熊本のすぐ近くで、川内原発は動いている。今月6日、福岡高裁宮崎支部は川内原発の運転差し止めを求める住民の訴えを退けた。高裁は、観測地の平均値から割り出された基準地震動(最…

今はすでに「下手なこと言っちゃいけない時代」なのか?

昨日ある人がつぶやいた。「今はもう下手なこと言えない時代だから」その人は90代の高齢者で、少し認知症があると言われているが、ニュースで、万引きをしたと言う虚偽の記録が消されていなくて推薦を受けられなかった中学生の自殺のことも、水曜から真冬の…

ナチスの手口(の真似)に何思うか

国会審議を聞いていると、A首相発言の横柄さにはもう吐き気しか湧いてこない。「議員定数削減やるのかやらないのか?」と維新 松野代表がただせば、「やるやらない、そればっかり言ってないで、議論をしましようよ。その上で十分考えて、最後は私が決めますよ…

くたびれた夜のボヤキ

なんかもうダメだ。なんもできない。疲れている。すません。寝ます。あ…ダメだ。寝れない。寝れなくて疲れてくる。も、なんもしたくない。なんて言うの、言葉がひらかない。前頭葉もひらかない。つまり、ろくな事もましな事も、なんも浮かばない。しんでる、…

Y.Hさんに向けた言葉

何かを失った人こそ美しい。何かを失った人こそいとおしい。あなたはかつて、『完全無欠』だったのではないだろうか。今やあなたはかつての精神をそのまま宿して、体の半分をうしなっている。抵抗する人は美しいだろうか?従順な人こそ、美しいのではないだ…

ニブンノイチと変な夢

なにかを決めなきゃいけない。利害は対立する。結局多数決で決める。多数決ってなんだろう。ニブンノイチを超える事だ。なぜニブンノイチ未満は無視されるんだろう。決めるって、ニブンノイチ未満を無視することだ。宜野湾市長選の開票結果が出た。多数決は…

おもうこと

人は孤独なとき何をするのだろう。人は孤独の時、本を読むのだろう。その本は孤独な詩人が書いたものがいい。世界で自分がたった一人だとしても、たった一人の人は自分だけではないとわかるから。世界は、知性なく上品でない「良い人」で溢れ始めている。人…

順応と無関心と忘却

何冊もこの人の本を読んでるのに、全く何ひとつ身についてない感じがする。人は個として思索するものであり、身につくようなものじゃないんだろうな、と暗澹とする。それにしても辺見庸は凄い。もう何十年も《ファシズム》と戦っている。いつも日常に追われ…

3歳の女児の孤独と地獄。

なんか臭いものっておいしいなぁ。つまりお餅に納豆とネギ。苦くって生臭くっておいしい。子供は泣いただろう、熱湯を顔にかけられたとき。火がついたような声で叫び泣いただろう。それとも3歳にして熱湯をかけられる死の痛みにすら忍耐できるほどの恐怖を植…

人は昔、もっと冷たくてもっと強かった

福岡高裁宮崎支部、強姦事件控訴審の逆転無罪判決。警察のDNA鑑定について「捜査官の意向を受けて鑑定不能とした可能性を否定できない」と、捜査当局による証拠隠しの可能性に言及。新聞を斜め読みしながら思った。人は昔、もっと冷たくてもっと強かった。今…