いま言葉にできること

Miumiブログ。世界を、時代を、現代を見つめて、言葉は真実をあきらめてならない。

2017-01-01から1年間の記事一覧

Post-「共謀罪」の世の中

19日に衆議院法務委員会で強行採決された「共謀罪」は、じきに衆議院本会議で可決され、おそらく審議など到底不十分なまま参議院を通るだろう。平気で言っているわけではない。共謀罪は歴史に対する犯罪だ。だけど安倍政権が憎悪してやまない民主主義を、…

戦争してはいけない。戦争に加担してはいけない

政治家はみんな、無責任なことを口走っている。 強気を示さないと支持率が落ちる、強い国家リーダーであらねばならない、それが彼らの最大関心事だろうか。ギリギリまで絶対的な軍事力で相手を恫喝して、ギリギリまで自分の正当性を誇示して、ギリギリまで駆…

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの…

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの、薄汚い国会運営である。 国民の代表である国会議員が、国民の代表でもない官僚に法案の説明をさせる事を、多数派の賛成多数で可決した。 法務大臣が法案の説明をできないことを見越してであろう。国会議員どうし…

「美しい日本」の正体を見ただろうか?

なんとかというモノが「美しいなんとか」「美しいなんとか」と言うので、「美しい」と言う言葉が嫌いになった。 美しいものを「美しい」と言うのを、全くもって躊躇する。 なぜならなんとかというモノが言う「美しい」は、本来美しいものが持つ美しさを言っ…

「忖度」こそが日本型ファシズムの原型

森友問題の不思議。 それは、この法人に対して明らかに不当な、官僚による国有地の値下げ売却が行われたのに、今のところ、明確な汚職らしき証拠がみあたらないこと。 そして、総理夫人がそれに関わってきたらしき過程の中で、証拠能力のある籠池理事長証言…

私たちの内面が監視される

『政府は、犯罪の実行を話し合って合意することを処罰する共謀罪の創設を巡り、殺人のために現金自動預払機(ATM)でお金を下ろすなどの「準備行為」がなければ処罰できないなどの歯止めを検討している。』 (東京新聞2017年2月3日) この一文を読んで、震撼…

「憲法九条上の問題になる言葉」とは、自衛隊を「戦闘」から守る言葉である

「法的な意味における戦闘行為ではない。国会答弁をする場合、憲法九条上の問題になる言葉を使うべきではないから、一般的な意味での武力衝突という言葉を使っている」 (稲田朋美防衛相 2017年2月8日 衆院予算委委員会答弁) 頭がくらくらする。 2016年7月…

恥と屈辱

本日付けの東京新聞は、「トランプ米政権下でスティーブン・バノン主席戦略官兼上級顧問の発言力が増している」と報じた。 バノン氏は、メキシコ国境への壁建設やイスラム圏7カ国からの入国禁止を決めた大統領令に深く関与し、これらの大統領令の「黒幕」と…

『法の支配』と『人の支配』

少し前になるが、2017年1月8日チェコを訪問中の岸田外務大臣が、ザオラーレク外相と会談して、南シナ海やウクライナの情勢について力による現状変更を認められないとし、 「法の支配」による国際秩序の維持に向け連携を強化していくことで一致した、 という…

20歳があえいでいる

20歳があえいでいる。20歳は、この日本に希望を感じてはいない。20歳は、この国の就業の暗さと自己実現の難しさに途方にくれている。20歳は、この国の借金の多さと、増える高齢者の多さに押しつぶされそうになりながら、高齢化社会をなんとか笑顔で生きられ…

この男は何を言いだすのだ⁉︎  籾井NHK会長年頭挨拶

コトバの”なんちゃって化”はここまで深刻に (朝日新聞デジタル2017年1月5日) 『 24日に退任するNHKの籾井勝人会長は4日、NHKホール(東京都渋谷区)で開いた職員向けの年頭あいさつで、任期中の言動で混乱を招いたと謝罪する一方、公共放送として…

国民番号制度、医療を進攻中

2017年1月3日付けYOMIURI ONLINEは次のように報じた。 「病院でもマイナンバーカード、保険証代わりに 政府は、2018年度にマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにする方針を固めた。 患者の本人確認を迅速にし、医療事務の負担を軽減する…