いま言葉にできること

Miumiブログ。世界を、時代を、現代を見つめて、言葉は真実をあきらめてならない。

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの…

人の内面を監視する薄汚い法案にぴったりの、薄汚い国会運営である。

 

国民の代表である国会議員が、国民の代表でもない官僚に法案の説明をさせる事を、多数派の賛成多数で可決した。
法務大臣が法案の説明をできないことを見越してであろう。国会議員どうしの議論や説明を放棄するという、憲政史上初めての恥さらしな出来事である。


質問者である山尾衆議院議員に呼ばれてもいない刑事局長が出席して、質問者の制止を無視して国会答弁を行う。
中立の立場を取らなければならない法務委員会議長も、官僚の答弁を後押しする。
それが法案の説明だという。
みんなで口裏を合わせて、法務大臣に答弁させない。まるで共謀しているかのようである。

 

枝野衆議院議員の質問には、呼ばれたはずの外務大臣が委員会をすっぽかし、勝手に欠席した。
何か聞かれるのが怖かったのか、誰かに命令されたのか、何者かに忖度したのか、不明である。

 

国会答弁は大臣を欠き、誰も責任をもたないまま、全ての国民に対する警察捜査と罪刑のあり方を根本から変える法案を通そうとしている。

 

国民の全てから受信料を取り立てているNHKは、この全ての国民の内面を監視し、内面を捜査対象にしようとしている薄汚い法案のための薄汚い国会運営を、テレビ中継しないらしい。
テレビ中継もされず、国民は何も知らないうちに、国民の代表でもない官僚のわずかな説明によって国会審議は尽くした、なんて言われかねない、この薄汚い法案にぴったりの、薄暗度である。

 

でも衆議院法務委員会の審議は、実はインターネット中継で簡単にみることができる。
国民はこの全ての国民の内面を監視しようとする薄汚い法案を通すための、薄汚い国会運営を監視すべきである。


みたらあまりの薄汚なさに嘔吐をもよおすかもしれない。でもそんな国会議員を選んだのは国民の責任なのだから、スマホやPCに吐物をまき散らしながらでも、国会審議から目をそらさないでいるべきである。