1兆1900億円のTPP予算を執行停止しないんだそうだ
2016年12月10日付東京新聞によると、
「安倍晋三首相は9日、TPPの発行を見越して組んだ約1兆1900億円の関連予算について、来年1月にトランプ氏が米大統領に就任し、実際にTPP脱退を宣言した後も、予算の執行を止めない方針を示した」という。
はあー。だからアメリカの脱退で、発効しないことがほぼ確定しているTPP関連法案を強行採決したのだな。
それにしても、2015年度補正予算で4875億円、2016年度当初予算で1582億円、補正予算で5449億円の関連予算が計上されているという。発効される見込みのない法案のために日本人が支払わされるのは、すごい金額の税金である。
この予算、一体誰に何の目的で支払われるのだろうか? TPPが発効しなくても、そのカネは一定の成果をあげるのだろうか? それは何の誰のための成果か?
私は知らない。新聞を読んでも具対的な記載はない。国民はみんな知っているのだろうか。私にはわからない。わかるのは、巨額の税金がすでにTPP予算として執行されているという現実だけである。