いま言葉にできること

Miumiブログ。世界を、時代を、現代を見つめて、言葉は真実をあきらめてならない。

ほんとに、マジでもう原発止めようよ…

熊本地震直下型地震で前代未聞の激しい揺れと凄まじい被害が進行している熊本のすぐ近くで、川内原発は動いている。

今月6日、福岡高裁宮崎支部は川内原発の運転差し止めを求める住民の訴えを退けた。
高裁は、観測地の平均値から割り出された基準地震動(最大の強さの揺れ)を「極めて合理的」と判断し、九電は再稼働したのをこれ幸いと、事故対策の免震施設の建設を止めた。

今もし川内原発を巨大地震が襲ったら、冷却装置は正常に動くのだろうか? 炉心溶解は絶対に防げるのか?
事故に確実に対応できる対策施設は無い。

ほんと、マジでもう原発止めようよ…
怖えよ、マジで。

筆者は関東に住んでいる。が、福島第一原発事故から5年、関東の食物はどんどん安全ではなくなっていることを肌身で感じている。
福島原発から流出した放射能は、確実に近隣の海や地を汚し、放射能で汚染された食物は、じわじわと関東人の体にも入り、放射能は着実に体内に蓄積されている。
安いものは要注意である。
でも高い消費税を払わされて、貧乏人には産地は選べない。
いや、消費者だけではない。
大多数の消費者が、貧困化の煽りで高い食材を選べない以上、提供する流通側も安い食材を選ぶしかない。気がつけば、私たちの周りの「買える食物」の産地はほぼ原発事故の近隣のものとなっている。
われわれは安い食べ物を選んで、放射能汚染の可能性が否定できない食材を買うしかない。

そしてある日、体に癌ができる。
健康診断で、あるいは何らかの症状に気づいて、私たちは癌と診断され癌と戦わなければならなくなる。
でも原発から漏れ出した放射能と自分の体に巣食った癌との因果関係は絶対に証明されない。

原発事故から我が身を守ることなどできない。
事故を起こした原発が撒き散らす放射能から、我が身を守ることなどできない。放射能汚染のない安全な食物を食べることなど、絶対にできないのだ。

ほんと、マジでもう原発止めようよ…
怖えよ、マジで。

自分だけでも原発事故と放射能汚染から安全でいられる確信が、あなたはありますか?

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