おもうこと
人は孤独なとき何をするのだろう。人は孤独の時、本を読むのだろう。その本は孤独な詩人が書いたものがいい。
世界で自分がたった一人だとしても、たった一人の人は自分だけではないとわかるから。
世界は、知性なく上品でない「良い人」で溢れ始めている。人びとは物忘れがひどく、よく忘れるひとほど自分に都合のいいことを大声で正当化する。
現代では、「正しい人」とは、大声で上から物を、いかにもそれがたったひとつの真実であるかのようにしゃべる人なのだ。
人と一緒にいることに慢心してはならないと思う。
たとえ足元がたった1人であっても、何が正しいのか正しくないのか、深くものを考えなければならない。深く記憶しなければならない。
それが個である自分の責任なのだと思う。